６年間の修業時代を経て、私が独立開業し「ひだの塗装工業」を設立したのは１９６８年（昭和４３年）、日本が飛躍的な発展を遂げた高度経済成長時代の後期のこと。その後１９８０年（昭和５５年）には法人化するとともに建設業許可を取得、変化を続ける時代の中で、確かな技術力により一歩一歩着実に成長してまいりました。２１世紀という未知の時代を歩む現在も、日々複雑化する新しい要望に対応しながら、塗装業務を主体に様々な工事に携わっております。

周知の通り昨今の業界の情勢は大変厳しく、企業にとってしっかりと先を見据えてチャンスを掴む体制づくりは「これから」を生き抜いていく最低条件と言えるでしょう。環境の変化にスピーディーに適応し、自然環境にやさしい技術工法を創造するなど、より一層の改善、進化が求められているのです。

もちろん、世の中の急速なデジタル化が進むこの時代にあっても、弊社がもっとも大切にしているのは「人間作り」です。入社すると社員は、学歴や中途採用などの条件に関わらず事業内職業訓練校で技術の向上に努め、各種技能大会に積極的に参加しています（全道・全国大会にも多くの社員が出場し受賞者も輩出）。

私個人も２０年間以上にわたり同校の講師を務めさせていただきました。若い訓練生と交流する中で若者たちの育成と人間作りの大切さをあらためて認識し、講師人生を歩むことが出来ました。技能者及び人間育成への貢献に評価を頂き、１９９６年（平成８年）１１月に北海道知事より北海道産業貢献賞を受賞することができたのは望外の喜びでありました。

私ども「ひだの塗装工業」の設立からもうすぐ半世紀。技術向上と人間育成を両輪に、今後も一人でも多くの皆様に喜んでいただける塗装工事を提供するために・・・「一瞬一途」。社員一人ひとりが、いつでも全力投球で日々の仕事に取り組んでまいります。